NBA

シャック、「引退は晴れ晴れしく」

未だにどのチームとも契約に至っていないシャキール・オニールが、現役続行の条件として、優勝が狙えるチームへの加入を挙げている。

通算4度の優勝を経験しているオニールは、5度目の優勝リング獲得に意欲をみせているが、現時点では今シーズンの所属先が決定していない。

海外チームでのプレイの可能性を全否定しているオニールは、仮にオファーが無ければ、潔く現役を引退する意向を示してもいる。
「自分の中では、今シーズンもNBAでプレイするつもりだ。これまでのキャリアは全てが素晴らしいものだった。たとえキャリアを終えることになったとしても、自分にとっては清々しい気持ちになるだろうね。どのアスリートにとっても、人間にとっても、身を引く瞬間は必ず訪れる」とコメント。オニールは続けて、「引退を決めたら、大きなパーティを開くよ。自分の引退を祝うセレモニーをしたら、後は、自分の名前がNBA史上に残ることになれば良いと考えるはずさ」としている。

38歳のオニールは、昨シーズンをクリーブランド・キャバリアーズでプレイしたが、思うような結果を出せずに終わった。
過去に経験した優勝は、ロサンゼルス・レイカーズで3回、そしてマイアミ・ヒートで1回としている。

今オフは大物FA選手がマーケットに多く名乗りを挙げたため、正式なオファーが無いまま時間を過ごしているオニール。レブロン・ジェイムス、ドウェイン・ウェイドクリス・ボッシュが共にプレイするヒート、そしてキャリアをスタートさせたオーランド・マジックへの復帰は、共に否定している。

オニールは、「今年のオフは、本当に色々なことを考える時間がある。リーグに入った時と同様に、晴れやかな気持ちで引退したい。出来ることなら、今シーズンも優勝が狙えるチーム、勝利することを常とするチームでプレイしたいと思っている。結論は、ここ数日以内に出せると思う」と語っている。

各チーム共に、金銭面やチーム内でのポジション問題でオファーを渋っているが、報道されているところによれば、ボストン・セルティックスがオファーを提示していると伝えられている。