D・ハワード、「ヒートについては喋らない」

オーランド・マジックのドワイト・ハワードは、オフの間中、マイアミ・ヒートに関する質問攻めに遭っているという。

毎回のように質問を適当にはぐらかしているというハワードは、「マジックにはスタン&パトリックというビッグ2がいるからね。ヒートのことについては話す気はないよ」とコメント。スタン・バン・ガンディHCと、ACのパトリック・ユーイング氏を引き合いに出し、ヒート関連の質問は取り合っていない。

ハワードは、この数週間をバスケットボールキャンプ、そしてプロモーション活動で多忙なスケジュールを送っている。
ここ2週間は中国に滞在していたというハワードは、今週末にはセネガルに向かい、バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズというキャンペーンに参加する予定となっている。

忙しい合間をぬい、ハワードは昨シーズンのファイナルが行われていた間、殿堂入りセンターのアキーム・オラジュワン氏の自宅を訪れ、指導を受けていたことを明かしている。
ハワードは、「基本的に言われたことは、何もかも恐れずにプレイすることが大事ということだった。彼からすれば、俺は自分が得意な面では恐れずにプレイしているけれど、まだまだ恐がってプレイしている時があるらしい。そういうことが何よりの勉強になったね」と語っている。

2010-11シーズン開幕前にも、再びテキサス在住のオラジュアン氏を訪ねる予定というハワードは、「彼は俺のプレイ映像を以前にも見ていたんだろうね。『君は全てが素晴らしいのに、何故それを生かそうとしないんだ?』と言われたよ」と話している。

今オフは映画やテレビ出演も精力的にこなしたハワードは、なかなか本格的なトレーニングを行なう時間と場所を見つけられずにいるという。「腕立て、腹筋くらいしかしていない」と語る一方で、「充実した休みを満喫出来た」と笑顔をみせる場面もあった。

2010-11シーズンも、ボストン・セルティックスと並んでイースタン・カンファレンスの優勝候補に挙げられているマジックだが、当然、レブロン・ジェイムス、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュが共にプレイするヒートとも激しい試合をみせることになる。
この難関を前に、ハワードは、「うちの選手達には、優勝を目指すために、全員が同じ目標を持つことが大事ということを理解してもらいたい。1対1でも負けずに、自分達がするべきことをやれば、優勝することは可能だ」としている