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東西オールスター先発ガードが激突!

 現地12日、シカゴ・ブルズは敵地でニューオーリンズ・ホーネッツと対戦。若き司令塔デリック・ローズが、ウェスタン・カンファレンスのオールスター先発ガードであるクリス・ポールを抑えながらもチーム最多の23得点を挙げる活躍を見せ、97対88でブルズが勝利した。ブルズはシーズン成績を36勝16敗としている。

 試合は、第3Qにブルズが12点ビハインドを背負っていたが、徐々に差を詰め72対74の2点差まで縮めて最終Qに突入。第4Q残り約7分半、CJ・ワトソンの勝ち越しのスリーポイントシュートでラストスパートの口火を切ると、残り5分までに9対0のランを完成させて試合を決定付けた。

 前戦のユタ・ジャズ戦でもリーグ屈指のポイントガードであるデロン・ウィリアムスとのマッチアップで、チーム最多の29得点を挙げ勝利に貢献したローズ。この日も圧倒的なパフォーマンスを披露しチームを勝利に導いた。この試合で17得点をマークしたフォワードのカルロス・ブーザーは「彼(ローズ)は毎晩リーグの優秀なポイントガードと対戦する。彼にはその準備ができているんだ。オフェンスでチームを引っ張り、堅守も見せる。まるでモンスターだよ。22歳であの活躍なら、いずれリーグ最高の選手になるってみんなに言っているんだ」とローズに対する称賛の言葉を述べた。

 一方ホーネッツのポールは、フィールドゴール成功率10本中3本で15得点、6アシストと平凡な成績に終わり、「リズムを失っている。シュートを楽に決められるように、どうにか調子を取り戻す必要がある」と反省を語った。その他では、マーカス・ソーントンが今季最多の24得点、デイビッド・ウェストが17得点を挙げたもののチームは敗れ、シーズン成績は33勝23敗となっている。(STATS-AP)